賢明な諸君は、飛鳥了をご存じだと思うw
覚醒剤で捕まった涼じゃなくて、了の方です。
漫画版「デビルマン」のもう一人の主人公が、この飛鳥了。(以下勝手に引用)
日本人の父と白人の母の間に産まれたハーフである。考古学者であった父の研究を引き継ぎ、デーモンの存在を知る。そして、不動明と共にデーモンとの合体の準備を整える。 しかし合体には失敗し重傷を負う。そのかわりテレパシー能力が身についたようで、入院中に明のピンチを察し駆けつけたりなどしている。 デーモンと合体しそびれた普通の人間として、世界が混乱に陥っていくさまを非常に恐れているが、徐々に事件が自分の考え通りに展開していくことに疑問を抱くようになる。
了の正体は人類の敵サタンであり、人類を滅ぼすため自身の記憶を消し、「普通の人間」として人間世界に溶け込んでいた。
しかし、自分の予想通りに物語が展開していくもんだから、「俺っていったい何者?」と疑問を抱き始める。
記憶を取り戻したサタン≒了は、全ては自分の計画通りに世界が動いていただけに過ぎず、自分(だと思っていた存在=了)すらも、計画の中の一部だったことを悟る。
これって、凄い話でねえの?
サタンを神様とか宇宙とか全知全能の存在に置き換えて、飛鳥了を僕や君、そこのあなたやそこの美女に置き換えたらどうなる?
そうです、全て世界は自分が想像した仮想現実みたいなモンに過ぎない。
いやいや、そもそも自分なんて居ない。
自分(だと強烈に思い込まされている)は居なくて、あるのは空っぽの肉体。
ただ、意識はそこにある。
自分もいなけりゃ他人も居ない、時間も存在しない。
本棚に並べてあるコミックの全巻セットと同じで、コミックの中の世界も時間も主人公さえも、本棚から見たら、なんも関係ない。
ただ、コミックの物語の中では、登場人物たちが、バトルしたり合体したり、友情パワーや火事場のクソ力使ったりしてるだけ。
全て幻、一切が空なんであろう。
良く使われる例えですが、波しぶき=自分、ではなくて、波しぶき=自分(みたいなモノ)=海
しぶきですから、いろんな形や特徴があるかもしれない、でも、結局みんな海なんです。
でも、だから何?ってことになると。
なんもない。
なんの意味もない。
生きることや、食べること、自動車を作ることや、製図すること、全て意味がないw
楽しく生きる人や、絶望している人、全部同じくらい意味がないし、存在もしていない、いや、もしかしたら存在するのかもしれない。
ただ、気づくこと、これが全てなのでは?と思う今日この頃なわけです。
(気づいても、別になに?ってことですし、意味はありません)
つまり零=∞